「痛み」の専門家として、
患者様に寄り添った治療を行います。
はじめまして。この度、2020年4月に大阪府箕面市に
「のむらペインクリニック」を開院させていただくことになりました、
野村 肇(のむら はじめ)と申します。
「ペイン」とは「痛み」という意味です。
「痛み」は、血圧や脈拍と異なり数値で表しにくく、その場所・程度・原因も多岐にわたります。人それぞれ性格や見た目が異なるように、同じ「腰痛」や「頭痛」「肩こり」「手足のしびれ」などで悩む患者様でも、誰一人として同じ痛みであることはありません。それにもかかわらず「痛み」を抱える患者様に対して、多くの医療現場ではまだその声に耳を傾け、オーダーメイドの「痛みの治療」(ペイン外来)ができる環境は整ってはいません。そのため、様々な異なる原因による痛みに対し、同じ痛み止めの薬を同じように出されるという状況も少なくありません。
当院では患者様それぞれに親身になって寄り添い、可能な限り原因の特定と、「痛み」軽減のための治療を個々に応じて行っていく方針です。そうすることで「痛み」とともに様々な不安や心配も軽減し、生活の質(QOL)を改善することが出来るからです。
私は幼少期から箕面で人生の大半を過ごし、医師である父の影響を受け、まず麻酔科医として手術麻酔に携わってきました。麻酔科医は、手術麻酔のみならず、手術前後の「痛み」(ペイン)や不安をやわらげる手段として「神経ブロック注射」・「薬の服用」をあわせて行います。それらの経験を直接生かせる「ペインクリニック」に強く興味をもち、外来で患者様と直接向き合い診療をしてまいりました。
これまでの人生において、家族・お世話になった方々はもとより、地域の方々に見守られ育てていただいたと思っています。今後は、自身が地域の皆様に少しでも恩返しが出来るように、「痛み」の専門家として患者様と真摯に向き合い、少しでも明るく前向きな生活を送れる手助けが出来ればと強く願っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。